退職が決まる

ブラック企業
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先日、超零細同族ワンマンブラック企業のニコニコ商事を退職することを決心したチビ子です。

その後のあれこれ・・。

退職届提出

👆の記事での検証で、「やっぱりすぐに辞める」と決めたチビ子。
当初の予定通りの日程(つまり翌日)で退職届を出すことにする。

当日は土曜出勤の日、外向きには「休業日」のため比較的時間に余裕があるためその日に設定した。
ほとんど社内におらず、いつ外出していつ戻ってくるのか全くわからない社長なので、つかまるうちにと10時頃「お話があります」と内線で呼び出す。今回はばっちり録音の準備。

社長室でソファにかけ、「考えたのですがやはり、年内ということではなく、引継ぎ期間をもってすぐに退職させていただきたいと思います」と切り出し、退職届を出した。
社長が「ふんふんふん。」と聞いていたので、あれ?意外にすんなり納得してくれた?!
と思っていたら「ほんなら一応年内はおってくれんねんな。」ですと。全然人の話きいてないねん。
あわてて「違います」と言って、引継ぎ期間1.5か月と有休消化1か月の予定を伝えた。

長ーい沈黙の後、社長が話し始める。引き留めか。想定内。
前回は先方の言い分を黙って聞くだけだったが、今回はしっかりと自分の意見を言う番だ。

引き留めスタート

社長「もうちょっとだけ伸ばされへんか? いまから募集してなんやかんやでそんな1か月で引継ぎできへんやろ。新妻ちゃんも妊娠しとるやないか、な?君からしたら知らんこっちゃいうことやろけど、会社としたらごっつい困ると思うで?なあ?困ると思えへんか?」

チビ子「それは私が責任を負うことではありません。
それに新妻さんの産休後の事については、繁忙期までに引継ぎを済ませないとマズいので早急に人を入れて下さいと、これまで再三お願いしてきたのは私です。人件費は増やせない、困ったら困った時に考えたらいいというのが社長の方針だとお聞きしていたので、今になって困ると言われましても私も困ります。」

話が右往左往

社長「君がコロナなった時なんかも会社まわすの結構大変やったと思うで?でもまあ皆でなんとかなったしな・・」ん?休んで迷惑かけたことを恩着せがましく言ってるのかもしれないけど、社長もコロナ陽性なって休んだじゃんw
それに、あれれ??これだと「じゃあ何とかなるからいいね!」になってしまうよw 社長方向間違えてますーw 
社長「そやけど復帰したら仕事たまっとったやろ?」 だからなにw 軌道修正失敗?

何を答えたらいいのか困惑したが、すかさずにうまく乗っかる。
チビ子「あれは5月でした、今みたいな暇な時期だったから何とかなりました。あれが9月以降ならば大変な損失が出たはずです。今回も早く新しい人に仕事を覚えてもらってから繁忙期を迎えたほうが会社にとってもベストだと私は思います。年末に退職となると、引継ぎも業務もどちらもまともにできません。急いで今すぐ引継ぎをするのが会社のためだと思います。」

質問しておいて話をブロック

社長「君の仕事は社内の誰に引き継げるんや?」

チビ子「いません。なのでとりあえず後継ぎくんに引き継ぐしかありません。新妻さんも余裕はありますけどいずれ産休に入るので・・・」

社長「そんな細かい話はええねん」(ええのかい?)

チビ子「とにかく後継ぎくんも年末は忙しいですので引継ぎは無理です。」

ここで社長が、仕事をほぼまかせている(つもりの)後継ぎくんを呼びだす。
待っている間になぜか私を「でもチビ子さんよう頑張ってくれてる」とちょっと褒めた。ナニ~?
どういう心理だったのかヒントください。

後継ぎくん

後継ぎくんは部屋に入るなりテーブルの上の退職届に気づき、目をまんまるにして固まった。
チビ子「お聞きになってると思ってました」
どうやら社長は一番先に相談すべき人間にほとんど何も言ってなかったらしい。
なんなんだろう?見栄?事なかれ主義?わからないけどもうどうでもいいw

後継ぎくんはしばらく無言で涙ぐんでいた。
誰ひとりやる気のないサボりばっかりだった従業員のなかで、私たち二人は「一緒に頑張ろう!」と目標や意見を語り合える唯一の仲間だったからだ。
でも彼にはずーっと前から「私もう無理だよ?もう限界だよ?」と伝えてた。
それでも動いてくれなかったから私は降りることにしたんだよ。
かなりショックだったようだけど、仕方ない。

退職決定!

後継ぎくんの理解は早かった。
彼を中心に、私が退職を決心した経緯や、私の仕事を必ず引き継がなければ会社ヤバいみたいな話を、冷静に前向きに話し合い、退職の話がまっすぐに進んだ。ほっとした。

社長はといえば、

「12月までは会社の事考えておってくれると思ったんやけどなぁ」(会社の事考えたら繁忙期の引継ぎはあかんという話がまだ理解できてない)とか

「残念なのは、社員にしてあげたときに喜んでくれたあの時のチビ子さんはどこにいってしもたんかな」(ただ失礼なだけ)とか

「普通の社員ならわかるけど、君のような入れ替えが簡単にきかない社員が、退職届をポイっと出してきて、2か月でやめます、1か月有休貰います、って、そんなもんやったんかな、と。それが寂しいです。」(非難してるんだろうけど、そんな重要な社員ならまともな報酬を出しておかないと)

と文句タラタラ。
「自分がやりたい事のためにこっちを切り捨てるのは自由やけどな、」
ほんとうに口が悪いし下品だなあ。うっとおしいので
「ご期待に添えず申し訳ありません。」と謝罪でカットイン。
退職については後にも先にも絶対に謝らない。
初の謝罪に、社長がひるんで無事お説教タイム終了。

捨て台詞のように「引継ぎだけはちゃんとしてや、アタシもう辞めるから知らんみたいな事はやめて下さい」
だからさっきから引継ぎや辞めた後の事について、建設的に後継ぎくんと相談してるやん!
それに私はそんな無責任な人間ではないよ。
失礼だし、人の話聞かない人だなあ~。
ここで私を非難したって双方にデメリットしかないのに。双方にとってプラスな話しましょうよ。

そして最後に驚きの一言
「表向きは結婚するから退職する、いうことにしといてな。」
アハハハ!と笑いそうになる。いや多分ちょっと笑った。
なんて小さい人間なの!経営者としてハートが小さすぎて笑う。
「はい!かしこまりました!w」
もちろん私にはそんな事を誰にもいうつもりはさらさらなく、この場さえ乗り切ればいいのです。
ニッコリと良いお返事をしましたが、私は今回は裏切りますよ、小さな仕返し。


こんな感じで無事退職が決まりました。
もっともっとこじれるかと思っていたので、嫌味も非難も全然平気のウキウキ。

そしてただいま引継ぎ中、求人募集中ですが、こちらもぼちぼちゴタゴタが始まりました。
私はもちろん今回求人には直接関わっていないので、見物中。。

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