社長の愛妻ヨメ子

ブラック企業
スポンサーリンク
¥1,015 (2024/01/16 14:39時点 | Amazon調べ)

いつも従業員に気をくばり、優しく親身に話を聞いてくれて、ちょっと天然のおっちょこちょい、ニコニコと可愛らしく、周りの人を立てる、天使のような社長の奥さん。それがヨメ子のイメージだった。
ヨメ子の事は社長とセットでずっと信頼しており、良い関係を築いていた。と思っていた。

暗雲が漂いだしたのはコロナ禍以降、社長への不信感が膨らんできた時。
その社長を例外なく肯定し野放しにするヨメ子にイラ立ちを感じたのがきっかけ。

そしてこの度の退職が決まって以来、ヨメ子の言動に毒を感じるようになり、チビ子はパニック症状がでました。うー。
ちょっと整理するためにヨメ子特集。

発言権のないヨメ子

ヨメ子に発言権は一切ない。すべて社長の言いなりで、何ひとつ自分で決められない。
そんな事自分で判断できるだろうという本当にくだらない事まで、子供のように何から何まで社長に確認しなければ動けない。
来いと言われれば飛んできて、家に帰れと言われれば焦って飛んで帰る。それがヨメ子。

時給850円のヨメ子

ヨメ子は少し私に気を許しているところがあり、時々うっかり本音を話す事がある。

私がニコニコ商事にパートで入った頃はまだ、ヨメ子はほぼ毎日ほぼフルタイムで経理を務めていた。
後に本人がポロっとつぶやいてしまっていたのだが、ヨメ子はパート扱いの時給計算で月に数万円しか貰えておらず、そのことに疑問を抱き悩んでいたようだった。

「え!? あでも役員報酬がありますからね😊」と場を収めると、役員報酬はないとのこと。
ほんとに!?そんな事があるの?驚く私にヨメ子は、
「おかしいよね?おかしいよね?ね?」と同意を求めたが、その頃まだ社長の本性を知らなかった私は「うーん、節税とかそういう、そっちのほうがいい理由がなにかあるんじゃないですか?😅」と適当に慰めた。

おそらく結局は『扶養家族のほうが得』とか、社長の考えそうアルアルなことなんだろうけど、
あの時はまじでヨメ子がかわいそうだった。

ヨメ子は有料アプリ禁止

ヨメ子は機械に弱い。それがコンプレックスにもなっているようで克服しようという気持ちもある。

私がスマホの高機能カレンダーを有効活用しているのを見て羨ましがり、自分も同じものを入れて頑張ってみる!と意気込んだが、それが100円の有料アプリと知ると社長の席をチラっと見て「有料は怒られるかなぁ・・」とインストールをやめた!!うそでしょー。

普通にナゾすぎて「社長は有料アプリ入れたら怒るんですか!?」とうっかり尋ねると、ヨメ子の表情はみるみる曇り、
「私もなんかおかしい気はするんだけど・・・私ってかわいそうなんじゃないかと自分でも時々思うんだけど・・・これっておかしいよね?普通じゃないよね?」と。

私はヤバい。と思い、「まあ、ウイルスが入ってたり迷惑メールが来たりするから(iPhoneなのでそんなことはないけど)確認せずに入れると危険だよ、って事じゃないですか?😅」というと、
「あ、そうだねたぶん🥰 一応入れていいか社長に聞いてみる♪」とその場は収まった。

後日確認するとやはり社長に聞いてもいないようだった。
どちみち高機能なカレンダーなんてヨメ子には使いこなせないのでそれでよかったと思います。

蚊帳の外ヨメ子

ある日ヨメ子は社長から突然、家電量販店に「すぐ来い」と電話あり呼び出される。すぐに駆け付けるとアウトレットのとある冷蔵庫を買う事がすでに決まっていた。
もちろんメインでキッチンを使うのはヨメ子だが、キッチン家電の事ですら全部社長に勝手に決められてしまうようだ。

また、元旦に突然ナゾの巨大な荷物が届く事件。困惑するヨメ子。
それは社長がいつのまにか通販で購入した、巨大電気ストーブだった。
なおヨメ子には一切の相談も、報告もない。

消耗品も社長がコストコで勝手に爆買いする。
社長の意見に時々何か口をはさみかけることがあっても、寸止めで押し黙ってしまう。
気に入らなくても、嫌なモノも、受け入れざるを得ないヨメ子。
仲がよいのが逆に怖いよこの夫婦。

封建家庭のヨメ子

実家の父親も男尊女卑で非常に厳しく、やりたい事を何もできない息苦しい青年期だったという。
私もほんとはチビ子さんみたいな事やりたかったの。とよく聞く。
今の彼女にそんなバイタリティは皆無だが、やっていたら何か変わっていたのだろうか。

社長夫妻とヨメ子の両親は以前、同じタワマンの隣の棟に住んでいたことがある。
親と近すぎてしんどい時もあるのだろう、在宅中でも親からのしつこい電話を無視することもあった。
すると後で必ず「電気がついていたぞ」「人影があった」「いるのになぜ電話にでない?」などと問い詰められるのだそうだ。
向かいの棟から監視されているようだとヨメ子はノイローゼ気味に。
タワマンを手放して引っ越したのはそのせいだったのだな。。(会社に資金を入れるためとか言って社員に手伝わせてたけどな)

爆買いヨメ子

しかし不思議なことがある。
それほど自由もお金もなく、社長のロボットのように動くヨメ子だが、大量の洋服を所有している。
断捨離もできずにひたすらに増えていてもはや病的な量との事。
洋服代は誰が出しているのか?現金?カード?洋服だけは独断で買えるの?どういうルール?
最大のナゾである。

優柔不断なヨメ子

ヨメ子はとても優柔不断で自分でなにも決められない。

私は新商品について簡単に社内アンケートを取ることがあるが、タイミングが合えばヨメ子にも意見を求める時があった。
こちらは作る側で長い間熟考しているため、逆に瞬間的なインスピレーションが欲しいためにアンケートをとっているのだが、彼女は写真に撮ったり一晩持ち帰ったりしてじっくり本気で考えようとする。

いや、これあなたのプロジェクトじゃないから。。とか思いつつ、後日あーでもないこーでもないと見解を長々と聞かされるのだが、結局明確なオチはなく何も役に立たないけど、悲しくも無駄に時間だけが過ぎる。。
なので最近はもう聞かない。

心配症ヨメ子

ニコニコ商事では社内でイジメや揉め事が多く、これまでほとんどの女子が泣かされて辞めていった。
ヨメ子も心配をしており、女子が困っていないか、問題を抱えていないか、優しく声掛けをしたり、女子会を開いて不満や辛い事などを聞き出したりすることもあった。

ヨメ子が優しく声をかけるだけでハラハラと泣いてしまう若い女子社員や、イジメで心を病んでしまい当事者と社長夫妻などを交えて話し合い中に号泣し退職した高校生の子持ち女子社員もいた。

その都度ヨメ子は全体を気遣い、みんなにニコニコと声をかけて回り、おかしを配ったりする。
隅々まで気が回る人だ。優しいね。。

カウンセラーヨメ子

そんなヨメ子、なんと実はカウンセリング資格を持っているらしいのだ。
私がカウンセリングの通院の早退許可を社長に貰いに行ったら「私がやろうか?」と言われて冷や汗がでました。怖いー。

ここ数年のヨメ子は基本週一出社で、後はそのカウンセリング関係の活動やセミナーに行っているそうな。
カウンセラーなんて、普段のテンパってるヨメ子からは想像できないな。。ふしぎ。

ヨメ子大丈夫?

ひとまずヨメ子という人物を書き出してみたけど、この感じって人に伝わるのかな?
書いてて思ったのは、扱われ方がペット並みだね?大丈夫なのかな。
これでもし本当に不満なく生きてるとしたら私には一生理解できないかもしれない。。

色々問題ありそうな感じしかしないけど、私にはまだヨメ子分析はむずかしすぎる。。
とりあえず今後の考察のために記しておきます。

徐々に毒が見えてきたヨメ子はまた今度。

¥1,000 (2023/11/27 23:31時点 | Amazon調べ)

コメント

タイトルとURLをコピーしました