プロローグ(3)~生まれ変わりたい~

プロローグ
スポンサーリンク

こんにちは、チビ子です。
今日は「扉をあける」の続き、プロローグの最終話です。

ついに母に本心を告げ、決別します。

電話もメールも苦しい

母との電話で泣いたあの日以来、こちらから連絡は断ったままだった。
「まだ体調が戻らないから」という理由で兄経由での連絡をお願いしていたが、
時々、母から突然の着電がある。

メールで「なんですか?」と折り返すと、「ちょっと声が聞きたくなって~」とか「かわいそうに😢」とか、「何か欲しいものがあれば(兄)に送ってもらって」など。
薄っぺらい言葉ばかりで辛い。

この時点でもうかなり、母との接触がしんどくなっており、メールを見るのも気分が悪いが、一応普通に返信していた。

¥979 (2025/06/03 08:07時点 | Amazon調べ)

してほしかったこと

コロナになって唯一親にしてほしかったこと、それはお金や食料などを送ってもらうことだった。
特にお金。(注:母は高齢だが、兄がそばにいるので手配を頼むことができる環境です。)
私が離婚時にうっかりブラック企業に勤めてしまったせいで、最低の収入でギリギリの生活をしていることは親もよく知っている。そして母親は普通に裕福に暮らしている。しかしなんの支援の打診もなかった。心配する言葉もない。
実は「親とお金」についてはいま考察中で、私の中にどうやら何かがあるようなのだ。(また機会があれば書きたい)
たぶん私は、お金や食料が欲しいからというわけではなく、親にしかできない特別な事を欲しがっているのだと思う。
実際知り合いがコロナ感染した時に実家から食料が大量に届いたという話を聞き、普通の愛情のある実家がうらやましく、悲しかった。

その後も「痩せたんちがう?」だったり「しんどいやろ?」など、一体どういう気持ちで送っているのかわからないメールは次々に届くが、ほしい言葉や支援は何も届かない。その都度返信する負担が増えるだけ。
逆に友人知人は毎日、ひたすら励ましてくれたり、いろいろと調べてくれたり、ドアノブに何かをかけてくれたり、必死でリアルな手を差し伸べてくれた。
うちの親はいったい何をしてるんだろうか。
発症初期のまだ元気が残っていたころ、丁寧に長い現状報告をした最後に「1万円もする高価なサプリを買ってみたよ~」と書いた時は、「大丈夫かあ?」と一言、アホみたいな返事が届いただけだった。いや、確かに仕事もお金も大丈夫とは初めに言ったけど、じゃあよかったね、てなるか?
それに「大丈夫かあ?」て、大丈夫かどうかはさっき長々と報告したけど、読んでないの?高熱出しながら一生懸命メールしてるんだよ?なんなんだこの親。私に対するアクションすべてが友達以下なんだけど。
そしてそんなことを考えてる自分も情けなくなってくる。親に心配されたくないと思いながら、ガチでされないと不満とか、まるで子供ではないの。

友人のメールにはとても励まされたけど、母親からのメールはそんなふうに虚しさと自責ばかり感じてしまうので「治ったら連絡するので待ってて」と、連絡をとりたくない旨をにおわせてみた。

決別

ごはんが食べられるまで病状が回復し2週間ぶりのシャワーをあびた頃、ちょうど「母という病」を読み進んでいる中で私は自分の母親の問題の大きさに気付き始めていた。

「回復しました。もう大丈夫です」と母に報告をした。しばらく連絡がきませんように。
でもやはり、何度も母から着電する。いやだとあれほど言っているのになぜ電話してくるのかな。
私の気持ちは無視みたいなので、こちらも無視していたらメールがくる

母「変わりないですか?」
私「なんかあったら連絡するので、そっとしていてね」
母「久しぶりに 声も聞きたいから 電話したんやないの😢 まだしんどいんか?」

しんどいのです。あなたが。
少なくともこの問題が何なのかを解明するまではそっとしておいてほしい。
解明したところでどうなるかわからないけど、とにかく今は接触しないほうが良いと直感した。

いつまでも距離を置いてくれない母。
正直に伝えなければいけないのだろうか。
苦しんでいることを打ち明けてみようか。
もしかして、親として娘のために理解してくれるかもしれない。

私「死にかけているときに不安をぶつけられたトラウマで電話したくないねん。本当にごめんね。またカウンセリングで落ちつくまでそっとしておいてください。」
私は2度めの離婚後、心理カウンセリングに通っており、母も知っている。
母の態度がきっかけであることはしっかりと表現しつつも、もともとの私の心の問題であるところが大きいと認識してくれたらショックも小さいかな。

私なりに軽くオブラートに包み、核心的なことには触れなかったけど、おそらく母親はショックだろうな、悲しむだろうな。
ショックのあまり倒れたり、自殺したりしないだろうか、と大げさに不安になった。

しかし返ってきた言葉は意外だった。
母「私のせいか?なんか言ったか?心配でいろいろ言ったかも知れんけど 親やから、仕方ないやろ。」
明らかに切れている。怒っている。
こちらの気持ちを知りたいという心がどこにも見えない。
母親は普段から非を認めない、開き直りと言い訳、自分は悪くないという主張のみ。
こんな時でも同じ、昔からなにも変わらないいつもの母だった。
悲しい。動悸と震え。

娘がどういう状況に陥っているのか、なぜなのか、大丈夫なのか、何があったのか、そういうこと知りたくならないの?
もしかするとこのヒステリックな反応は、母自身この状況に身に覚えがあるということなのか?
私の不安の斜め上をいく、まったく想定外の最悪の反応だった。

それ以降、頻度は3日に1度くらいに減ったが、嫌がる私の気持ちを汲み取る気配もなく、ハートや絵文字などをちりばめた気遣いアピールのメールが一方的に届く。
その字面を見るだけで胸がギュッと痛くなったり、動悸や震えが起こる。
もう返信はしない。

何度もやりかけては踏みとどまっていたが、3か月後、母への着信拒否設定をした。
もう自分を自由にしたい。
わたしは生まれ変わりたい。


プロローグはこれで完結となります。
つたない文章を最後までお読みくださりありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました